ふた

公共のトイレに入ると、洋式トイレが多い。

そして、大抵の場合、フタが開いている。

トイレのフタが開いている、というのは品がない。

身もふたもない、というが、

便器がドンと座っている感じでストレートすぎる。

そもそも、フタがあるのだから使うべきだろう、

製作者は何かの意図があって便器にフタをつけたのだろう、

と思うから、フタは閉まっていなくてはならない。

が、しかし。

公共トイレで、個室に入り、ドアにカギをかけたあと、

便器のフタを開けるのは、勇気のいるものである。

便器の中に、とんでもないモノが転がっている状況を

想像してしまうのだ。

和式トイレなら、フタはないから、

個室に一歩足を踏み入れた時点で事件発生を把握できる。

しかし、洋式は事件を隠ぺいすることが可能だ。

事件が起き、トンデモナイものを隠すために、

あえてフタをしているのではないかと、

ドアを閉めて振り返った途端、推理が働く。

臭い物にふたをする、というではないか。

これが家のトイレであれば、あまり心構えはいらない。

何かあっても、たかが知れている。

どこの誰が使用したかわからない、公共トイレの

便器のフタというものは、ドキドキさせるものである。


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