子供会

ももたろうは、

小学生になると、子供会というものに入会することになりました。

子供会は、祭りに参加したり、廃品回収をしたり、

地域の活動を少し経験するよい機会です。

しかし、活動はほとんど日曜日。

毎週のように、何かしら行事があるのです。

ももたろうが小学生のころは、まだ土曜日にも学校で授業がありました。

1週間に1日の休み。

それをのんびりと家ですごすことができないのです。

しかも、

ヒマなお母さんがいたのでしょうか、

「子供にカレーを食べさせてやりたい」

という要望で、公民館に小学生が集められました。

お皿とスプーンを持参した子供がうれしそうにカレーを食べる、

という演出をしなくてはならなくなったのです。

なんと、馬鹿げた話でしょうか。

子供会に参加しているお母さんというのは、

とうぜん、小学生の子供がいて、その子が子供会に入っているのです。

カレーを食べさせてやりたいのなら、自分の家で自分の子供に食べさせろ。

それが、ももたろうの本音でした。

ということで、

毎週毎週、子供会の行事で疲れる。子供会はやめたい。

と、ももたろうは母親に訴え、その日は欠席しました。

夕方になって、子供会の世話をよくしてくれる近所の人が家にやってきました。

正直なももたろうの母親は、ももたろうの言葉をそのまま伝えておりました。

しかし、行事の数は減らされることなく、

特別仲がいいわけでもない友達たちと一緒に、

クリスマス会に参加したり、夏休みの日帰り旅行なんぞに

行かなくてはなりませんでした。

いまでも子供会は存在しています。

しかし、昔のような専業主婦のお母さんが少なくなって、

また、子供の数も減ってきて、

その活動は、縮小気味のようです。


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