ある日の買い物

スーパーに買い物に来た。

一人である。

ちょろちょろと走り回るもも娘がいないので、ゆっくりと店内を見て回る。

目的は、スライスチーズと水である。

水は、2リットル37円という激安の輸入物が目玉商品として輝きを放っているが、

あまりにも安すぎるのと、まったく知らないメーカーのものなので、

いつも購入する2リットル97円のものにする。

レジで精算する。

マイバッグを持参し、レジ袋が必要ない場合、2円安くなるのだが、

ももたろうは、マイバッグは持参していない。

8枚一袋のスライスチーズ2個と2リットルの水6本の代金を支払い、

クルマに運ぶ。

携帯電話が鳴っているのに気がつく。

自宅からだ。

桃嫁からの「何か買って来い」という指示だろう。

めんどくさいやつだ。

荷物をクルマに運び入れ、自宅に電話してみる。

もも娘が出た。

うまく話せないくせに、もも娘は電話に出たがる。

電話が鳴ると、すぐに受話器を取る。

以前は、受話器の位置まで手が届かなかったのに、

背が伸びたのだろう、簡単に受話器を手に取るようになっている。

 「あ。もしもし」

 「もしもし、あのね、ヨーグルト!ヨーグルトがない」

 「じゃぁ、買って帰るね」

 「うん、保育園でね、ちゅみき(積み木)した。」

 「ああ、わかった、じゃぁね」

強引に電話を切る。

話を聞いていたら、きりがない。

店内に戻り、ヨーグルトを手に取り、再びレジに並ぶ。

親切で丁寧な、さきほどのおばちゃんのレジに並ぶ。

おばちゃんは尋ねる、「レジ袋はいりますか」。

「いらない」

そう答えるももたろうをちらっと見て、

「あら、さっきの人、また着たの?」

という顔をして、商品をレジに通す。

スーパーを出て、クルマに乗り、本屋さんに行くかどうか悩む。

雨が降り出した。

このまま帰ろう。

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